ロード・バランサとはなんぞや?

皆さんこんにちは、N.Tです。

私は現在、社内でアプリ開発やクラウド構築の業務をさせて頂いています。

突然ですが、皆さんはロード・バランサというものをご存じでしょうか?

クラウド構築で複数台のサーバーを運用する場合に利用する事があるのですが、ユーザーからのアクセス頻度の高いサイトを1台のサーバーで運用するとなると、アクセス負荷によるサーバーダウンが懸念されます。

そんな時、サーバーを複数台にして負荷を分散させるという対策が取られるのですが、その際に利用されるのがロード・バランサです。

ロード・バランサでは、ユーザーからのアクセスをリスナーで受け取って集約し、サーバー毎の負荷を監視しながらどのサーバーにアクセスを割り振るか制御をしてくれます。

また、リスナーによって割り振り先の切り替えも出来るので、いくつかのサーバーの負荷分散をロード・バランサが一手に引き受けてくれるのです。

各リスナーの識別はホスト名やポート番号で行われ、Webサイトアクセス用のリスナー、FTP接続用のリスナーの様に使い分ける事も可能です。

負荷分散以外の利用法としてロード・バランサを挟む事で大事なサーバーのIPアドレスを相手に教えずに接続を許可する事も出来ます。

これはホスト名でも同じような事が出来ますが、一々DNSの設定を変更するのも大変ですので使い方によってはロード・バランサの方が管理が楽かもしれません。

ロード・バランサは設定や運用方法によって色んな使い方が出来ると私は感じています。

サーバーのアクセス負荷に悩んでいる方もそうでない方も、ロード・バランサを利用したサーバー運用を考えてみませんか?

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