Linuxのよく使う基本コマンド その1
こんにちは、迷える子羊です。
前回まででようやくLinuxのサーバー構築の準備が整いました。次はサーバーを作成するのですが、まずは作成するための基本コマンドをいくつか書いていこうと思います。
Linuxの基本コマンド
ディレクトリの移動
ディレクトリはWindowsでいうとフォルダの事です。
コマンドで参照するディレクトリを移動することが出来ます。
cd ファイルパス
でディレクトリを移動できます。cdのみで実行するとホームフォルダに移動します。
ルート(スーパー)ユーザへの切替
ルート(root)ユーザとはLinuxの管理者のことです。他のユーザのパスワードを変更したり、システムファイルのパーミッションを書き換えることもできます。
su -
また、suだけではカレントディレクトリも環境変数も元のユーザーのものが引き継がれ、su -ではカレントディレクトリや環境変数は変更したユーザーの初期値に設定されます。
suでルートユーザーになった場合、変更前のユーザーの環境変数などがrootユーザーでの操作に悪影響を与えることがあるので、rootとして作業する場合はsu -で変わる方がいいです。
ファイルの閲覧
テキストファイルや設定ファイルを確認するのにはcatコマンドをよく使用します。
cat パス名
catコマンドには他にもファイルを統合したり、別ファイルに出力内容を記述もできます。
文字列を検索する
ファイルや標準入力から正規表現や文字列でマッチする行を探し出す事があります。
ログファイルの中から特定のログを探し出したり、ソースコードのコード検索したり、いろいろな目的で使います。
grep 検索文字 ファイル名
パイプ(|)を使用する事で、複数の検索が可能になります。
ファイル同士の差分を見る
テキストなどのプログラムの更新時にどこを変更したかを確認するとき等に使います。
2つのファイルの内容が一致しているかどうかをチェックする目的でも使えます。
diff テキストファイル1 テキストファイル2
今回は、作業の前後に使うコマンドを書きました。次回はファイルを読み書きを行うコマンドについて書こうと思います。