まとめて管理!パッケージ管理システムSnap【OracleLinux8】
何をするにしても、何をやり始めるにしても、絶対必要となるのがダウンロード&インストール作業。複数のプログラムを入れて、それぞれを連携させて・・と意外と手順が多い場合も多く、意外とうまくいかないことも多い作業だなと思います。ポートが競合していたり、必要なものが足りていなかったり、エラーのたびに確認してひとつひとつに設定を入れていくのは案外大変です。そこで今回は、そんな悩みの解決に役だってくれそうな、さくっと簡単にインストール作業ができちゃう便利なパッケージ管理システム「Snap」をご紹介します!
サーバー情報
今回はオラクルクラウドのコンピュート機能を使ってサーバーを作成しました。OracleLinux8.0を使用します。Linuxなので、Teratermでコマンドを入力してインストール作業を進めていきます。
Snapコマンドを使えるようにする
まずは、Snapコマンドをインストールするために、「ol8_developer_EPEL」をインストールします。今回はOracleLinuxなのでこのような名前になっていますが、他のOSでも「EPEL」系のシステムがあるはず。
sudo dnf install oracle-epel-release-el8
問題なくインストールが出来たら、有効化されているかどうか確認しておきます。
sudo cat /etc/yum.repos.d/oracle-epel-ol8.repo
このとき、enabledが0になっていたら、無効化されているので、有効化しておきます。
sudo yum-config-manager --enable ol8_developer_EPEL
それではいよいよ、snapのインストール。こちらもコマンド自体は簡単です。
sudo yum install snapd
うまくインストール出来たら、もうsnapコマンドが使えるようになっているはずです。
sudo snap install パッケージ名
snapコマンドでインストール出来る形で準備されているものであれば、これだけの簡単なコマンドでインストール可能です。インストールだけでなく、更新や無効化も。「Linux」「コマンド」と聞くと敷居が高く、非常に難しそうなイメージを抱きますが、これならちょっと出来そうな気がしませんか?
インストール作業で詰まることが意外と多いので、こうしたツールは大変ありがたいなと思います。なんて便利なんだと非常に感動しました。またインストール以外のコマンドも試してみたいなと思います!