ガバメントクラウドとは?
こんにちは。Aです。
最近話題になっているガバメントクラウドはご存じですか?
当社でも移行支援依頼の問い合わせが多く寄せられる「ガバメントクラウド」についてご紹介します。
ガバメントクラウドとは?
政府の情報システムについて、共通的な基盤・機能を提供する複数のクラウドサービス(IaaS、PaaS、SaaS)の利用環境です。
これまで、行政機関や各地方公共団体は独自に業務システムの開発や保守運用を行っており、提供するサービスの利便性や柔軟性、安全性、スピードにばらつきがありました。
そこで、共通のガバメントクラウドを使用し、クラウドサービスの利点を最大限に活用することにより、迅速、柔軟、かつセキュリティが確保されておりコスト効率の高いシステムを構築可能とし、利用者にとって利便性の高いサービスをいち早く提供することができます。
デジタル庁より、2025年度末までには、原則すべての地方公共団体が、ガバメントクラウド上に構築する標準準拠システムを利用できるようにすることを目標としています。
地方自治体がガバメントクラウドを活用するメリット
ガバメントクラウドへの移行が急速に拡大している理由として、以下のメリットがあります。
①サーバー、OS、アプリを共同で利用することにより、コスト削減につながる。
②情報システムの迅速な構築と、柔軟な拡張が可能となる。
③アプリ移行の際のデータ移行が容易になり、庁内外のデータ連携がスムーズに行える。
④各団体が個別にセキュリティ対策や運用監視を行う必要がなくなる。
ガバメントクラウド活用による住民のメリット
地方自治体がガバメントクラウドを利用することにより、住民は以下のメリットを受けることができます。
①民間事業者がガバメントクラウド用にアプリを提供するため、使い勝手のいいサービスが提供されます。
②新たな機能追加、サービスが必要になっても従来より速くお届けすることが可能となる。
③入力の手間を省いた、ワンスオンリーのサービスを享受できるため無駄な操作、二度手間が解消されます。
④個別の団体では講じられないような、最新のセキュリティ対策も導入可能となる。
デジタル化が進み安全性が高まることや、行政の手続きなどの利便性があがることは、住民にとっても便利になることがとても多いですね。
対象のクラウドサービス
デジタル庁は、ガバメントクラウド対象のクラウドサービスを4つ指定しています。
・Oracle Cloud Infrastructure (OCI)
・Amazon Wwb Service(AWS)
・Google Cloud(GCP)
・Microsoft Azure(Azure)
株式会社コムフォートについて
弊社コムフォートは、運用管理補助者(※1)様の構築をサポートしております。
弊社は、オラクルクラウドのパートナー企業として、オラクルクラウドの導入や基幹システムのクラウド移行にお困りの企業様をサポートするITソリューション・カンパニーです。
ガバメントクラウド基盤に必要なインフラ並びに、ネットワークの構築をサポートいたします。
※1運用管理補助者とは都道府県や市区町村といった地方公共団体が指定する、ガバメントクラウドの運用管理を行う業者のことです。
次回は、ガバメントクラウドの運用管理補助者や、セキュリティ要件についてご紹介いたします。