スターターパック版_小物テクスチャーについて
こんにちは、最近寒さが増してきて、冬眠したいと考え始めたロームです。
2024年10月16日(水)と17日(木)にマイドームおおさかで開催された大阪勧業展で展示した「メタバース×HP スターターパック版」が、コムフォートのサイトから閲覧できるようになりました。
これで、勧業展に足を運べなかった方や、現地で体験できなかった方も、以下の弊社ホームページから体験することができるようになりました。
↓「メタバース×HP スターターパック版」リンク↓
https://comfort-inc.co.jp/lp_meta/lp_metaverse_starter-pack.html
さて、今回はそのスターターパック版オフィスで、私が担当した小物のテクスチャーについてお話ししようと思います。
UVの作成について
UVとは、簡単に言うと、3Dモデルを2Dの展開図に変換して色塗りを行いやすくするための工程です。
今回のワールドはオフィス街の機能として、セキュリティ事故の事例を体験しながら学べることを目的としています。パソコンの画面やセキュリティ事故に関連する素材、オフィスの備品など、多くの小物が必要なため、その分必要なUVの枚数も多くなっていきます。
しかし、UVの枚数はデータ容量を考慮して2枚までと指示を受けていたので、以下の工夫を行いながら作業を進めました。
同じUVを重ねて配置したり、ユーザーから見えにくい部分を小さく配置したりすることで、指定された2枚に収めることができました。
テクスチャー作成について
配置したUVを基に、Adobeやクリップスタジオを駆使して制作を行いました。人工物と植物の質感の違いや、解像度が荒くなったりしないように調整を繰り返しました。
工夫点
小物をワールド内に配置する際、数が少ないと感じさせないように、以下の2つの工夫を行いました。
1つ目はPCの画面です。モデル自体はノートPCとデスクトップPCの2種類のみですが、4画面をそれぞれ切り替えてPCの画面をばらけさせる工夫をしました。これにより、オフィス内で異なる作業をしていることを、モデルを変更することなく表現することができました。
2つ目は参考資料です。参考資料は棚にしまわれている小物の1つとして配置され、どちらかの面が見えない形になります。そのため、両面を別の背表紙にすることで、1つのモデルで2つの小物の役割を果たしています。
これらの工夫のおかげで、指定枚数内でも違和感なく物量を増やすことができました。
いかがでしたでしょうか?今後も担当した作業について、こんな感じで語っていこうと思いますので、またお時間がある際に覗いてみてください。それでは、また。
コムフォートがお届けする自社開発メタバースワールド
バーチャルCOMCOMにも是非遊びにきてくださいね。
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