自動化するととっても楽!感動のTera Termマクロ

 みなさん、Tera Termってご存知ですか?「ターミナルエミュレーター」と言われるもので、別のコンピューターを操作したり、コンピューターに接続した機器を操作することが出来る便利なソフトウェアです。個人的には、インフラ系エンジニアの方が多く使用しているイメージがあります。コマンドを打ち込んで操作するので、初心者的にはちょっと怖い存在だったりもします。難しそうなイメージがあります。
 私はこれまであまり直接触る機会がなかったのですが、先日Tera Termの面白い機能について知ることになりました。「なんて便利なんだ!」ととっても感動したので共有させてください。

Tera Termの処理を自動化するマクロ機能

 Tera Termには、「マクロ」という機能が搭載されています。簡単に言うなら、Tera Termに打ち込むコマンドを自動化して、勝手に処理を進めてくれる便利な機能です。この機能を用いると、人間の手入力では間に合わない処理スピードでも対応可能に。作り方がとても簡単なのもありがたいところです。

.ttlを作成

 まずは適当なテキストファイルを作成し、名前を「○○.ttl」に変更します。あとは中にコマンドを記述していくだけ。例えば、

wait '猫は好き?'
sendln '好き!'

 

と記載すると、「猫は好き?」という文字列が到着したら、「好き!」と送り返してくれます。(実際には「sendln」の部分にコマンドを記載しておいて、特定のタイミングでコマンドを実行させるような使い方をするのだと思います。)

 他にも、音を鳴らしたり、テキストの形式を変換したり、日付を取得したり、といろいろなコマンドがあり、組み合わせることで様々な処理が実現可能です。実際に試したことはないのですが、条件分岐やループ文もあるようで、プログラミング感覚で扱えそうですね。


 コンピューターへのログインなど、何度も行う処理部分だけでも自動化しておくと楽になりますし、アプリケーション内でポートを使用している場合は、動作テストの際にも活躍してくれそうです。私はまだほんの入り口を覗いているに過ぎないのですが、使いこなせるようになると便利そうですし、奥が深そうだなと思います。

 インフラ系のコマンドは(失敗すると取り返しがつかないことになりそうなので・・)なんとなく怖いイメージがありましたが、ちょっと触ってみたいなと思えました!自動化って楽ですし、わくわくしますね。

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