ライティングについて
こんにちは。小さな塩です。
突然ですが、皆さんの部屋の照明は何色でしょうか。
白色だったり橙色だったり、もしかすると緑や青だったりと、人によって様々なのではないでしょうか。
白い照明は勉強や作業をする場所などに適しており、橙色の照明は食卓やリラックスしたい場所に向いているようです。
照明の色で部屋の雰囲気がガラッと変わるように、3D上でも照明1つで世界観が変わるほど重要な役割を持っています。
3Dに限らず、光や照明など明かりとなるものを設定、調整することを「ライティング」と呼びます。
映画、舞台、写真、建築など多くの分野で使われています。
そんなライティングの中でも一番基本となる「三点照明」について話していきます。
その名の通り、3つの照明で照らす技法です。
メインの光となる「キーライト」
キーライトでできた陰影を緩和する「フィルライト」
輪郭、縁を出す「バックライト」(リムライトと言ったりもします)の3つからなっています。
実際にバーチャルCOMCOMのロボットを借りてライティングを行ってみようと思います。
今はライトを1つも置いていないので当然暗いです。
真っ暗だと分かりづらいので、ライトは使わずにうっすらとワールドを明るくしています。
□キーライトを配置
ロボットを左側から照らします。
明るくなったことにより、はっきり見えましたね。
ただ左側は明るいですが、右側は陰影が強く、暗くなっています。
□フィルライトを配置
キーライトと反対側である右側から照らします。
暗かった陰影が緩和されました。
ですが、頭の部分などが背景と同化してしまっています。
□バックライトを配置
ロボットを後ろから照らします。
頭や手に光が入ることで、縁どられたようになり、より立体的に見えるようになります。
これが基本的な三点照明になります。
どれだけきれいにモデリングをしてもライトがなければ見ることすらできません。
それに加え、ただライトを置くだけではせっかくクオリティが高いものを作っても台無しにしてしまうこともあります。
今回説明した三点照明は被写体、今回でいうロボットのようにメインとなるもの
をきれいに照らすためのものです。
背景になると、また少し変わってくるので次回は背景のライティングについて話していこうと思います。
↓メタバース「バーチャルCOMCOM」リンク↓
https://comfort-inc.co.jp/metaverse/