Unityでのライティングについて

こんにちは、小さな塩です。

前回Blenderを用いてライティングについて話したのですが、今回はUnityでのライティングについて話してきます。

Unityでのライティングも色々と設定が大変なのですが、まずはライトの種類や用途など、基本的なことをメインに話していこうと思います。

ライトの種類

Unityでは主に4種類のライトをシーン上に配置し、設定や調整を行っていきます。
簡単にですが、1つずつ説明していきます。

ディレクショナルライト

このライトは基本的に太陽光などを表現するときに使用します。移動はさせる必要はなく、回転をさせることで好きな方向から全体的に照らすことができます。

ポイントライト

球状のライトで、中心から全方向を照らします。中心が最も明るく、外側にいくにつれ弱まっていくので、ランプやろうそくなどを表現する際に使います。

スポットライト

名前の通りのライトで、角度などを変えることで照らす範囲を自由に調整することができます。
懐中電灯や車のライトなどの人工的な光源を表現する際に使うことが多いです。

エリアライト

四角い形のライトで、エリア全方向に均一に放射されます。説明が難しいのですが、やわらかく、写実的な表現ができるライトです。

このライトは上の3つと違い「ベイク」をしなければ使うことができないのですが、それは次の機会にお話しします。

スカイボックス

上記のライトとは別物なのですが、シーン全体に影響するスカイボックスも紹介しておきます。

Unityではスカイボックスで空を設定することができます。
ウィンドウ→レンダリング→ライティング
から専用のウィンドウを開くことができ、ウィンドウ内の「環境」から色々と設定していきます。

いくつか専用のものが用意されているのですが、Unityのアセットストアなどからフリーでダウンロードすることもできます。

スカイボックスにはライトの情報が入っており、青空なら明るく、夕空なら橙色っぽい感じになります。

微調整は「強さ乗数」から行うことができ、「ソース」の部分を色などに変えることで、空の見た目は残したままで環境光を好みの色に設定することができます。

今回はライトの種類などを紹介してきましたが、これだけでは完璧なものはできません。Unityはゲームエンジンなのですが、実はライトなどの光の計算はデータとしてかなり重く、ライトを置きすぎてしまうとゲームなどの動作が重くなってしまいます。
それを抑えることができるのが、エリアライトの説明時に言葉だけ出てきた「ベイク」です。

次回はUnityでの「ベイク」について詳しく紹介していこうと思います。

弊社で開発しているメタバースもUnityで作られています。今回紹介したライトも使われているので、ぜひ一度体験してみてください。
↓メタバース「バーチャルCOMCOM」リンク↓
https://comfort-inc.co.jp/metaverse/

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