ストレージ・ボリュームの管理
インフラ系 係長です。
今回はOracle Cloud Infrastructure ・ Compute Classicで色々なクラウドサーバーを立てるときに必要な、「ストレージ・ボリューム」をご紹介します。
「ストレージ・ボリューム」とは、パソコンでいうところの内蔵ディスク、つまりはシステムの電源を落としても消えないプログラムやデータの格納庫にあたります。その点を踏まえ、本記事では「ストレージ・ボリューム」という言葉を使わずに敢えて「ディスク」と呼ぶことにします。
1. ディスクの作成
a) 独立したディスクのみを作る場合
固定料金制(Non-Metered)で一定容量をご契約の場合、その範囲内でご自由に配分が可能です。例えば1TB分の容量をご契約いただいた場合、すべてのディスクサイズの合計が1TBに達するまで、ご自由にディスクを作ることができます。
契約サイズを超えた容量については、従量課金制(Metered)にもとづいた請求が発生します。
b) インスタンス(サーバー)とセットで作る場合
ディスクはインスタンス(サーバー)とセットで作ることもできます。とりあえずサーバーを簡単に作ってみたいとお考えの時に、わざわざ先にディスクを作り置く必要はありません。もちろんサイズなども変更可能です。
2. ディスクの削除
ディスクのみを削除することもできますし、ディスクを装着しているサーバーとセットでも削除することができます。
3. ディスクサイズの変更(拡大のみ)
ディスクサイズの変更はなんと、数字の入力でできてしまいます。別のディスクを継ぎ足したり差し替えたりする必要はありません。
ただし、この機能ではディスクサイズを小さくすることはできません。どうしても小さくしたい…ということでしたら、その時にはディスクの載せ替えなど他の方法を御検討ください。
こういったシステムの組み立てを何時でも何処でも簡単にできるのがクラウドサーバーの強みです。その一方でシステムを作り上げ管理する際のテーマに、オンプレとの本質的な違いはありません。
初めてのサーバーシステムのことでお悩みでしたら、弊社までお気軽に御相談ください。