ODCSの自動バックアップが失敗する(KBHS-00700)

オラクルクラウドのご案内

インフラ系パパです。

今回は、オラクルクラウドの管理者パスワード変更後に、ODCS のバックアップが失敗する事象について掲載いたします。
結論から言うと、オラクルクラウドの管理パスワードを変更することで、ODCS のバックアップが失敗していたようです。
オラクルクラウドの管理パスワードが影響していたとは、、自動でパスワードは更新されない訳ですね。

エラーログ、原因、対応策は、以下の通りです。

エラーログ

RMAN-00571: ===============================================
RMAN-00569: ============= ERROR MESSAGE STACK FOLLOWS ===========
RMAN-00571: ===============================================
RMAN-03002: failure of backup command at 09/28/2018 05:04:29
ORA-19554: error allocating device, device type: SBT_TAPE, device name:
ORA-27023: skgfqsbi: media manager protocol error
ORA-19511: non RMAN, but media manager or vendor specific failure, error text:
KBHS-01404: See trace file /u01/app/oracle/product/12.2.0/dbhome_1/rdbms/log/sbtio_32237_140499174907680.log for details
KBHS-00700: HTTP response error ‘Unauthorized’

原因

Oracle Cloud 管理者パスワードが変更されたのが原因。
RMANで自動バックアップする際に、「Storage Cloud」にログインする際のパスワードが違う為、バックアップが失敗していた。

対応策

流れとしては、以下の通り。

1. bkup_apiのコンフィグファイルに管理パスワードを設定
(※「設定手順」を参照)
2. Oracle Database Cloud Service 管理画面より手動でバックアップ実施、確認
(※バックアップの正常終了を確認)
3. CloudBerry などサードパーティを利用している場合は、アカウントのパスワード変更を実施
(※接続可能か確認)

設定手順

bkup_api の内容を採取

# /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api get config –file=xxxxxx_api –dbname=xxxxxx
※xxxxxxは環境に合わせて名前を決めてください。

Oracle Cloud にログインするパスワードに変更

生成されたファイルを編集し、「bkup_oss_passwd」 パラメータの値を新しいパスワードに設定します。

bkup_api の内容を更新

# /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api set config –file=xxxxxx_api –dbname=xxxxxx
※xxxxxxは環境に合わせて名前を決めてください。

bkup_api のログ確認

# /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api configure_status
DBaaS Backup API V1.5 @2016 Multi-Oracle home
DBaaS Backup API V1.5 @2015 Multi-Oracle home
-> Action : configure_status
-> logfile: /var/opt/oracle/bkup_api/log/bkup_api.log
*Last registered operation: 2018-09-28 05:23:52 API::5029:: Starting DBaaS Configure Backup process
*Configure backup status: running

*******************************************
*API History: API steps
API:: NEW PROCESS 5029
API:: Starting DBaaS Configure Backup process
*******************************************

*Configure Backup process
-> API:: Init – Your request is currently being processed
*
*RETURN CODE:0
##################################################

最後に

このブログの内容が参考になれば幸いです。

ではでは、今回はこのへんで。。。。

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